今回は、篤姫から教訓を学びます。
篤姫は、幕末という時代が大きく変わったときに活躍した女性です。
2008年NHK大河ドラマ「篤姫」を食い入るように見ていました。
宮崎あおいさんが演じた篤姫と同じ様に、怒ったり、嬉しく思ったり、胸を熱くして涙したり、一緒に成長したように感じました。
大きく歴史が変わる中、篤姫が第一線で、どうやって強く生きてきたのでしょうか。
篤姫の年表
篤姫のことを知るために、主要なことをまとめた年表を見てみましょう。
- 1835年 薩摩藩(鹿児島県)にて生まれる
- 1853年 薩摩藩主・島津斉彬の養女になる
- 1856年 左大臣・近衛忠煕(このえただひろ)の養女に
第13代将軍・徳川家定と結婚、正室になる - 1858年 徳川家定 死去
- 1867年 無血開城
- 1883年 篤姫 死去
養女になる決意
篤姫は、正室になるために2度養女になりました。
養女になるということは、親が変わるということ。
親がいないわけではないし、関係は良好な家族と離れてることになります。
住む場所も、家族も、御付きの人も、全ての環境が変わります。
ただ養女になったわけではなく、将軍の正室になれるくらい身分を上げるため、そして、薩摩藩と幕府との関係を強固にして、今後の薩摩藩を有利にするため。
寂しさと孤独を感じながら、その使命を理解して、自らがその道を進もうと決めたのです。
その決意の裏には、篤姫を思う女性たちからの励ましの言葉が、背中を力強く押してくれました。
篤姫を育てた老女の菊本は篤姫に、
「女の道は、一本道にございます。
定めに背き引き返すは、恥にございます。」
産みの母には、
「この世のものには、みな役割があるのです。」
そうした女性たちの言葉を胸に、
「自分の意思で参ります」
と、人生に挑む覚悟ができました。
養女になり、身分を上げたからといって正室になれる保証はありませんし、正室になれたからといって薩摩藩からの指令が通せるのかわかりません。
でも、やるのです!
正室になり、薩摩藩からの指令を遂行するのみです!
徳川家定との結婚
13代将軍の徳川家定との結婚は、わずか2年。
結婚したからといって、顔を合わせて生活するわけではありません。
広い広い江戸城の中で、何人も人を介さないとお手紙すら渡せない場所です。
夫婦として会えるのは、徳川家定の気が向いた時に夜に一緒に過ごす、かどうか。
やっと会えたとしても、真面目に向かい合ってくれない家定に、篤姫は頭を悩ませました。
どうしたら、心を通わせることができるのか。
考え抜いた結果、篤姫は、家定がどんな態度でも信じて愛していることを伝えて、あきらめませんでした。
すると家定は、篤姫との間の氷の壁を少しずつ溶かして、寄り添うようになったのです。
家定はその身分から、身近な人に毒を盛られたり、裏切られることが日常茶飯事だったことで、人を信じることができなかったのです。
きっと家定は、誰のことも信じられなくて、心が落ち着く場所がなくて、辛かったでしょうね。
そういう環境にいる家定を理解して、心を寄り添わせたことで、家定の信頼を得ることに成功しました。
それは、家定を利用しようとするものではなく、篤姫が目指している夫婦像だったのです。
社会の大きな変化
1867年、大政奉還となり江戸幕府は天皇に政権を返上をしました。
それまで、江戸城・大奥にいた人々は、立ち退かなければいけません。
篤姫は、働いていた1,000人前後の女性たち全員の就職や縁談を、まとめ上げました。
大政奉還前後では、交友があった勝海舟や西郷隆盛などと「平和な良い時代になるように」と心を込めた言葉で、お手紙を出したり、話し合いを重ねました。
戦が絶えない中、無血開城ができたのは、篤姫の存在が影響したのかもしれません。
篤姫自信も江戸城を出て、別邸に身を寄せました。
勝海舟などと交友関係が続いていたので、情勢を知ることができたので、近代化される日本の中で、人々のこと幸せを思いました。
なぜ、新政府で活躍していた人が篤姫の元に来たのか・・・
それは、篤姫に癒され、背中を押してもらい、正しい方へ向かう清々しい姿を見たかったのではないでしょうか。
人々の幸せを願う気持ちを強く持ち、それが芯になって、ぶれなくて、誰とでも変わらずに接する。
そんな姿勢が、時代が大きく変わる中でも、変わらずにいられる方法ではないのでしょうか。
おわりに
篤姫からの教訓は、
- 養女・正室になることを、女の1本道の先に据えて努力する
- 愛情をもって、夫との関係性を良好にした
- 時代の変わり目には、ひとつの信念を胸に行動する
篤姫のように、トップとはいかなくても、自分が決めた道をまっすぐに進みたいものです。
そのためには、誰になにを言われてもブレないくて、どんな情報にも踊らされずに、自分を強く持つことが大切です。
「どうしたら理想の状態になるのか」を考えることに集中すること。
そして、篤姫のように、家族や周りにいる人に愛情を持った言葉や接し方もお手本にしたいところですね。

